1980-05-09 第91回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第11号
○則武委員 そこのところをもう少しお聞きしたいのですが、五十一年に答申が出される予定ではなかったのでしょうか。環境庁は毎年毎年法案をつくっているのに答申は出ない、つまり事実上答申が三年間おくれた、ここのところが非常に疑問なのですが、なぜ三年おくれたのですか。三年間、実際に部会が開かれていたのですか。
○則武委員 そこのところをもう少しお聞きしたいのですが、五十一年に答申が出される予定ではなかったのでしょうか。環境庁は毎年毎年法案をつくっているのに答申は出ない、つまり事実上答申が三年間おくれた、ここのところが非常に疑問なのですが、なぜ三年おくれたのですか。三年間、実際に部会が開かれていたのですか。
○則武委員 そこのところがそもそも間違いなんです。私から言わすならば、この中公審の答申に沿ってつくろうとするから結局ろくなものができないのです。そこで、五十一年に最初に法案作成に着手されていますね。その後一年ごとに、毎年環境庁が後退に後退を続けてこられたその結果が去年の答申になっているのではないですか。そこはどうですか。
○則武委員 アセスメント法案の問題について質問をさせていただきます。 今回の政府の案につきまして、私は前回の質問でいろいろお尋ねしましたところ、私どもが考えているような、また多くの国民が期待しているようなアセスメント法案になっていないのじゃないかというほぼ内容が明らかになったわけであります。そういう意味で、私は開発の免罪符になるようなアセスメント法ならば出さない方がいい、もう一度ゼロから考え直して
○則武委員 もう少し詳しく教えてください。まだ法案を私どもは手にしていないんだから、何条のどこに反対したということまでは詳しく聞かないけれども、法案要綱はわれわれもいただいておるわけですから、どういうくだりのどういう表現に反対なんですか、そこのところを。三カ所なら三カ所、五カ所なら五カ所反対をなさっておるところがあるんでしょう。そこをちょっと、羅列的でもいいからそれぞれおっしゃってみてください。
○則武委員 前回の私の同様の趣旨の質問で、五十一年、五十二年については環境庁が公共事業実施官庁及び電源開発監督官庁の上に立つような印象を法案の内容が与えたということから、各省からいわば総スカンを食った、こういうふうにお答えいただいておるのですね。いまの各省庁の同意が得られなかったということの内容だと思います。 具体的に建設省と通産省にお伺いしたいのですが、建設省、通産省は、今回も入れて五年間ですか
○則武委員 私の方はアセスメント法案についてお伺いをいたしたいと思います。 五十一年以来四回流産をしたわけですけれども、今国会では総理も環境庁長官も何度か今度こそアセスメント法案を提案したいという決意を表明されました。しかし、いまの情勢では、いよいよ連休ということで、そうなると今国会も会期はあとわずかということになってくるわけであります。そういう意味では、果たしてアセスメント法なる幻の法案は実際に
○則武委員 ちょっと立ち入ってお聞きしますが、そのうち接待用の飲食関係費はどれぐらいになるのか、また政治家のパーティー券の購入額はどれぐらいなのか、さらに政治家や官僚の海外のせんべつ費用はどれぐらいになるのか、商品券の購入額はどれぐらいになるのか。世間でいろんな疑惑が報道されております。その疑惑に対応した数字をいま列挙しましたが、その点について正確な数字でないとか、いろいろ問題はあると思いますけれども
○則武委員 それじゃKDDの方へ具体的にお伺いしますが、国民の大ぜいの方々は、去年以来ずっと続いているこの事件の解明の結果に非常に関心を持って、また非常に憤りも持っていらっしゃると思うのです。そういう意味で、これはもう本当に国民の疑問に答えるという立場でお答えをいただきたいのですけれども、やはり一番大きな疑問は、この三年間で六十億円もというような、一般の庶民の感覚から見ればけた外れな交際費がいろんなことに
○則武委員 私も、引き続いてKDDの事件に触れながら、法案の審議に参加をしてまいりたいと思います。 KDDにまずお聞きしたいのですけれども、昨年から非常に問題になっている事件であります。私はきょうも先ほどから注意深くずっと御答弁を聞いておりますと「こういう事態」とか「ああいうこと」とか「今回のこと」とか、全部代名詞で言われておるのですが、「ああいう事件」とか「こういう事件」とか、一体KDDでどんなことが
○則武委員 粘り強くとか一定の期間がかかるということはわかるのですけれども、しからば、環境庁としては瀬戸内海をどこら辺の水準までに回復させようとなさっていらっしゃるのか。私は昭和三十年ごろということを明確に申し上げたのですけれども、その点どうでしょうか。
○則武委員 ただ防止するのじゃなくて、さらに現状よりもよくするのだということをおっしゃったわけですけれども、後で関連してずっとお聞きします。 私ども共産党は、瀬戸内海環境保全臨時措置法ができたその後の後続法としての今日の特別措置法ができるに当たりまして、政府にもいろいろ申し入れもし、私どもの見解も発表してまいりましたが、残念ながらもう一つ瀬戸内海を長官が言われたようによりよくしていくという点での目標
○則武委員 私は、瀬戸内海環境保全特別措置法の実施後の問題点を中心に若干の質問をさせていただきたいと思います。特にこれから赤潮の発生の時期を迎えますので、赤潮発生対策などを中心にお伺いをいたしたいというふうに思います。 まず第一に、瀬戸内海環境保全についての環境庁の基本的な姿勢についてお伺いをいたしたいのです。 御存じのように、五十三年六月に法律が改正されて、去年の六月から施行になって、約一年近
○則武真一君 私は、日本共産党・革新共同を代表して、厚生年金保険法等の一部改正案について、総理及び関係大臣に質問いたします。 いま、国民は、老後の暮らしに大きな不安を持っております。年金だけでは暮らしていけない、まとまったお金がなければ入院もできない、病気で動けなくなったら一体だれがめんどうを見てくれるのだろうか、働ける仕事がない、安心して住める家がないなど、深刻な状態に置かれているのであります。
○則武委員 そうしますと、つまり一月三十日に経営委員会で値上げを含む予算を決定し、即日郵政大臣に提出なさった、こういうことでございますが、それじゃ郵政大臣にお聞きしますが、NHKの予算をあなたが受け取られて、閣議了解を得た日にちはいつで、国会に提出なさった日にちはいつですか。
○則武委員 私も、引き続いてNHKの予算について質問をさしていただきますけれども、今回の提出されておる予算は、受信料の値上げ問題を絡めてNHKの経営の姿勢について国民がかなりの批判を持っておるというようなことを中心に、相当突っ込んで議論をしていく必要があるのじゃないかというふうに思います。特に、最近政府が受信料の支払い義務化を内容とした放送法改正案を国会へ出しているという問題、さらにもう一つは、新聞報道等
○則武委員 それでは、埋め立ての段階で環境庁として問題があれば意見を述べていただくというふうに理解をさしていただきます。 次に、お伺いいたしますけれども、昨年の三月の港湾審議会で環境庁が述べておられる意見の中にこういうのがありますね。「安楽川以南の海岸の自然景観というのは、この湾の景観を構成する重要な部分である、」こういう表現であります。この安楽川以南というのは、いわゆる新大隅総合開発計画の主要な
○則武委員 つまり埋立法に基づくアセスメントで重大な問題が出てくると、港湾審議会のときに通ったこととはまた別だ、こういうふうに理解をしたらいいんですか。
○則武委員 私は、鹿児島県の新大隅総合開発計画、いわゆる志布志開発問題について若干お伺いをいたしたいというふうに思います。 この問題については、すでにわが党の東中委員の方から二回ほど質問をしていただいております心繰り返しませんが、この質問の中心は、いま出されておる志布志港港湾改訂計画、これが事実上新大隅総合開発計画の一号地に当たる部分に埋め立てをしていくという計画でありますが、なし崩しの新大隅総合開発計画
○則武委員 私は、日本共産党・革新共同を代表しまして、公害健康補害補償法の一部を改正する法律案に対する日本共産党・革新共同の修正案の提案理由を申し述べさしていただきます。 原案は、自動車重量税の税収見込み額の一部に相当する金額を公害被害者への補償費等の一部に充てるという、昭和四十九年以来とられてきた臨時措置を昭和五十一年、同五十三年に引き続き三たび延長しようとするものであります。さらに、延長期間は
○則武委員 聞いていらっしゃるなら、どういう事件だったのか。私は冒頭で、単なる業務上横領というふうなものや密輸じゃないというふうに、この事件の性質といいますか、いろいろ内容について申し上げたのですが、大臣はこの事件はどういう性質の事件だとお考えですか。
○則武委員 それじゃ当然、大臣としてこの事件の内容についていろいろと聞いておられるということですね。つまり、どういう事件であったかということが明らかにならないと、打つ手も出てこないだろうと思うのです。たとえばKDDが経営刷新委員会というのを設けて週に一回会合を開いておる。これはちゃんと文書で郵政省に報告をしておるというふうに伺っておりますけれども、この毎週一回のKDDの刷新委員会の報告、詳細を郵政大臣
○則武委員 私は、いま大きな問題になっておりますKDD事件について質問をさせていただきたいというふうに思います。 御案内のように、この事件は貴金属密輸事件に端を発して、いまや与党や一部野党議員、さらに高級官僚を巻き込む一大事件に発展をしておるというふうに伝えられております。国民はこのような金権腐敗政治に対して大変な怒りを持って国会を注目しているわけであります。 今回の不正事件にKDDの首脳が巨額
○則武分科員 減る計算になっていないということになると、よけい私、算術ができなくなるのですが、一人当たりの支給額が上がって、その上がる率ほど総額が伸びないということになると、当然支給人員が減るというふうに私は理解するのであります。どうでしょうか、なぜ支給人員が減らないのか、その辺をちょっと重ねてお答えいただきたいと思います。
○則武分科員 そうだとしますと、一人一人に受給される金額はふえたけれども総額が余りふえないということになると、結局受給者が減る、生活保護費をいただく方が減るんだ、こういうことになると思うのですけれども、そういう理解でいいですか。
○則武分科員 私は、生活保護者の問題についてお伺いをいたしたいというふうに思います。 最近この生活保護の窓口の申請がなかなかスムーズにいかないという声をよく聞くのであります。そういう方々の声は、就労指導という名前で現行の受給者が保護をやめさせられたとか、また生活保護の切り捨てとも言えるような、いろいろな窓口でのいわゆる切り捨てのようなものが出てきておるというのが多くの声であります。 あと具体的な
○則武分科員 全国的な規模で寄宿舎が三百二十五あるということをいまお話しいただいたわけでありますが、たとえば私の出身の岡山県では、全国で七番目くらいだと聞きましたが、比較的寄宿舎が多いわけでありまして、十八校二十三舎というような配置状況であります。しかし、この人間といいますか先生を増員をしていただくという意味での加配制度というものがないということから非常に苦労しておられるのですけれども、そういう中で
○則武分科員 私は二つのことをお聞きしたいと思います。一つは、高等学校の寄宿舎への教員の加配であります。もう一つは、幼稚園における障害児教育をもっと力を入れていただきたい、こういう二つのことをお聞きしたいと思います。 まず第一に、高等学校の寄宿舎へ舎監といいますか、先生を加配をしていただきたいということであります。 私の地元は岡山県なんですが、昨年の秋、十月二十五日のことですけれども、高等学校の
○則武委員 そうしますと、具体的にはいつごろこの法案が出されるのか、そのスケジュールもお伺いしておきたいと思います。 特に、他の委員の質問にもありましたが、この法案の大筋なり中身についてかいもくわれわれにお知らせがないわけであります。そういう意味では全く極秘のうちに折衝が進められておるような気もするんですけれども、いつになったらわれわれのところへ見せていただけるようになるのか、具体的な期日をひとつ
○則武委員 私は、法案の公害健康被害補償法問題について質問をする前に、先ほどから問題になっておりますアセスメント法案につきましての環境庁の基本姿勢について再度お尋ねをいたしたいと思います。 前回の委員会のちょうど直後でございましたが、私の部屋へ二月二十日に届けられた手紙でありますが、経団連からの手紙で、土光会長名で「衆議院議員則武真一殿環境影響評価制度の立法化問題についての意見御送付」結論は、要するにこの
○則武委員 そこで、問題になってくるのは、過去四回にわたって法案が日の目を見なかった決定的な理由は一体何であったか。しからば今度はどうしてもつくるのだ、できるとおっしゃるわけですね。今度どうしてもできるのであるならば、過去流産をした問題は一体どう処理されたのかという問題になってきます。皮肉な見方をすると、過去流産をしたときには、いろいろ経済界等がチェックをするような問題があったけれども、今度はそういう
○則武委員 長官も相当同じことを繰り返していらっしゃるのですけれども、問題は、私はやはり経団連の要求に過去四回屈服しているということについて、まず長官はそれを認められるのかどうか。そしてその辺の反省と決意がないと、今度も経団連は反対の意向を表明し、環境庁へ申し入れておられるわけでありますから、単に自民党との調整とか、他の省庁との調整という問題ではないのであります。そういう点で対経団連についての決意のほどを
○則武委員 大分他の委員の方も質問なさいましたけれども、私は、環境影響評価法案について、長官の決意のほどをさらにお伺いをしたい、こういうふうに思っております。 いろいろな障害があったということが再三出ておるのですけれども、環境庁が公式にアセスメント法案に言及して八年、さらに法案として議論され出して五年、こういうことであります。歴代長官の名前を挙げますと小沢さんや石原さん、山田さん、上村さんと代々にわたってこの
○則武委員 それでは私は二つの面からお聞きしたいと思うのですが、一つは倉敷市、これは公害健康被害補償法の指定地域を持っているコンビナートのあるところですが、倉敷市特定気道疾病患者医療費給付条例というのがございます。この条例でもっていわゆる健康被害補償法の横出しといいますか、法で指定地域にかかっていない地域を市独自で公害患者を認定してその医療費を見よう、こういう結構な条例でありますけれども、この条例が
○則武委員 私は余り美辞麗句を聞こうとは思っていないのです。私がお聞きしたポイントは、経済界、経団連等の圧力で地域指定の解除等の動きをなさっているのかどうかということをお聞きしているのですから、そこのところを、そういう圧力には屈していないとかいるんだとか明確にお願いしたい。
○則武委員 私は、公害関係で特に最近問題になっております例の健康被害補償法の問題を中心に最近の環境庁の基本姿勢をただしたいというふうに思います。 初めに新しい長官にお伺いいたしたいのですが、先ほどからのお話を聞いていてもどうも運輸省や通産省に何か押し込まれているような気がしてならないのであります。去年のNO2の基準緩和の問題、また四年越しのアセスメント法案の流産の問題、また最近のいわゆる公害健康被害補償法